居酒屋にも入場制限がある?!
若い人がコンパなどで集まって飲んで騒ぐイメージや、サラリーマンが会社帰りにいっぱい引っ掛けるイメージの強い居酒屋ですが、実は若い人向けのものばかりではありません。
地域によりますが、シニア限定でオープンしている居酒屋も存在しています。
結婚・育児を終えて第二の人生を歩むことを決めたシニア世代が気楽に楽しめる場として、話題を呼ぶようになりました。
同年代なので、周囲に気兼ねせずに気楽に楽しめるのが特徴で、自分だけで孤独に過ごす人ばかりでなく、誰かと話をしたいときなどにも利用できる気安さがいいといわれています。
また、居酒屋で気軽に過ごしたい人向けにデイサービスでも居酒屋を提供する介護施設も登場するようになりました。
居酒屋というリラックスできる空間を通じて、施設利用者に楽しんでもらおうとする配慮が行き届いています。
居酒屋でコミュニケーションをとることによって、認知症予防につながると考えている利用者もいるそうです。
高齢者が居酒屋で楽しめる理由
メニューが多様化してきていることも事実ですが、高齢者が食べやすいメニューを優先しておいている店が増えていることも事実といえます。
また、高齢者の中には退職後、昼間から酒を飲みたいという人も少なくありません。
24時間営業している居酒屋でなら、昼間から酒を飲めるとして集まってくる客も多いといわれています。
そのため、昼間から自分の好きなペースで飲める居酒屋に人気が集中するようになりました。
また、海鮮系の居酒屋であれば、肉のように脂っこくなく、新鮮でおいしい海鮮物を食べられることが挙げられています。
脂っこいものを受け入れられなくなった高齢者であっても、海鮮者に関しては旺盛な食欲を見せる人が少なくありません。
健康に気を使った食事をする人も少なくありませんが、昔から食べなれている魚を中心としたつまみでお酒を飲みたいという人も多くいます。
積極的に居酒屋でお酒を飲む人の中には、自分でつまみを作ることが億劫という人も少なくありません。
特に高齢者の場合、独居であれば一人で食事を作ることに対してそれほど楽しみを見出せない人や、家事労働が苦痛に感じる人もいます。
そういった人でも居酒屋であれば、好きなおつまみをおいしく食べられる為、人気が高いといえるでしょう。
お酒が飲めない高齢者でも食べられるメニューが多い
お酒を飲む人がパートナーの場合、居酒屋に一緒に出かけてもつまらないと感じる人も少なくありません。
しかし、昼間からお酒を飲みたい人と一緒に出かける場合、必然的に居酒屋で食事をするということもあるでしょう。
高齢者向けのメニューが充実しているお店の場合、高齢者でも安心して食事ができるといわれています。
平日昼間であればランチをやっているテンポも少なくありませんが、それ以外の店舗でも快適に食事ができるよう、ご飯物を置いているところが少なくありません。
そのため、パートナーがお酒を飲んでいたとしても、食事を楽しめる高齢者が多いといわれています。